メンバー紹介
教員
教授 安東由佳子
2012年に本学慢性看護学に准教授として着任しました。名古屋市立大学の自由な雰囲気が好きで、また研究にも教育にも懸命に取り組む先生方と一緒に働きたいと思い、2019年に慢性看護学責任者として本学に戻って参りました。出身は福岡県で、これまでに神奈川や広島に住んだことがあります。趣味は、美味しいものを食べることと沖縄への旅行、特技はバトン(小学生の時、バトン部でした)です。ショートスリーパーの傾向があり、何時まででも起きていられて、短時間睡眠で仕事に行くことが出来ます。
これまでに、糖尿病、慢性腎臓病、脳血管疾患、神経難病、がん等、様々な慢性疾患の看護研究を指導してきました。さらに、看護職のストレスやワーク・エンゲイジメントに関する研究指導や、近年は高齢者を対象とした研究指導もしています。また、本研究室には、名古屋市立大学病院で働いている、がん看護専門看護師2名が臨床准教授となって、教員と一緒に教育に携わっています。現場の第一線で活躍中の方からの教えには迫力があり、学ぶことも多いです。研究室では、学業に専念している人や仕事と両立をしている人、臨床現場の看護職や教育に携わっている人等、様々な院生がいますが、情報交換を活発に刺激しあいながらも、和やかな研究室となっています。看護の現場に還元できる研究を目指して、研究室メンバー一同、日夜、研究に励んでいるところです。ゼミを開催していますので、是非お気軽にご参加ください。日程は下記までお問合せください。皆さんと一緒に研究できることを楽しみにしています。
(問合せ先 )
講師 横井靖子
2021年7月に名古屋市立大学慢性看護学分野に着任いたしました。名古屋市立大学看護学部の前身である名古屋市立大学看護短期大学部を卒業後、循環器センター(CCU)、神経内科病棟、訪問看護ステーションで13年間臨床経験を積んで参りました。自分自身の看護の専門性を高めたいと思い脳卒中リハビリテーション看護認定看護師(以下、認定看護師)教育課程を受講、2010年に認定看護師資格を取得しました。その後、認定看護師教育課程の専任教員として継続教育に7年間携わったのち、大学教員になりました。これまで、脳卒中急性期に用いる降圧剤の持続使用による静脈炎発生要因の検討、脳卒中急性期における看護ケアを研究テーマとして取り組んで参りました。今後は、脳卒中発症・再発予防についても取り組んでいきたいと考えています。また、社会貢献活動として、脳神経看護に関する学会活動、セミナー講師、認定看護師の活動推進などにも精力的に取り組んでいます。脳卒中患者さんのQOLを高めることを目標とし、教育、研究を通して臨床に還元できるよう活動していきたいと思っています。
助教 冨成麻帆
訪問看護ステーションや大学病院での勤務を経て、助教に着任しました。臨床では、神経難病など疾患と共に人生を歩んでゆくためのケアに携わってまいりました。患者さんと一緒に疾患と向き合い、暮らしていく方法を考え、安心して療養できるように環境を整える。つまり、その人らしさを看護ケアに反映させることがとても大切だと感じています。これまでの臨床経験から、神経変性疾患に対する看護ケアの発展に貢献したいと教育研究の道を志しました。特に、長期療養する神経変性疾患の患者さんが、安心して療養できるために必要な看護ケアを探求していきたいです。高齢社会となった日本には、長期療養者数も増加傾向にあり、日々新しい治療法が開発されているため、その患者さんの背景にあった看護が求められると思います。学生さんと共に学びながら、将来、学生さんが患者さんに寄り添ってケアができるように、サポートをさせていただけたらと考えています。よろしくお願いいたします。
大学院生
大学院修了生 Aさん
私は他県の消化器内科病棟で2年間勤務をしておりました。名古屋に引っ越し、複数のクリニックでアルバイトをし、TAをさせて頂きながら、慢性看護学分野で2年間学ばせて頂きました。少しの間ですが臨床をした後に学び直しをすると、忘れていた事を思い出したり、臨床で体験した事と照らし合わせながら考えることができ、学部生の時とは違った楽しさがあり、また、沢山の事を学びました。慢性看護学分野内だけでなく、多領域の方々とも仲良くなり、一緒にご飯を食べたり、研究の報告をしあったり、楽しく過ごせました。そして、指導教員の安東先生や副指導教員の山田先生の手厚いご指導のもと、2年間で修士論文を完成させることが出来ました。全体的に出来が悪く、ご迷惑を沢山おかけしましたが、温かくご指導して頂き、愛を感じました。(普通でしたら匙を投げられてもおかしくないと思います)。とても温かく優しい雰囲気の研究室ですので、みなさんぜひ慢性看護学分野に来てください。春からはまた病棟で働き始めますが、この2年間で学んだことを生かしていきたいと思います。
院生(博士課程後期) Bさん
私は現在、大阪から通いながらセルフマネジメントに関する研究に取り組んでいます。本学の次世代研究者エンパワメントプログラムを活用しながら学業に専念し、患者さんの役に立つ研究を目指しています。趣味はギターを弾くことです。研究とギター、どちらも終わりがなく、奥深さを実感しています。人と交流することも好きで、連休があれば一人旅に出て、ゲストハウスに泊まり交流を図る等、たくさんの人との出会いを楽しんできました。これからは、研究活動を通じてたくさんの方と交流していきたいと考えています。
院生(博士課程後期) Cさん
2022年に博士後期課程に入学しました。2012年に博士前期課程を卒業して10年経ちますが、その時のテーマである難聴について独自に研究を続けて、今回の研究テーマも難聴における看護研究を予定しています。様々な二次的影響をもたらす難聴と共に生活されている方に対する適切かつ継続的な補聴器利用に向けた地域での看護職のあり方について考えていきたいと思っております。幼少期からピアノが好きで、クラシックやジャズなど様々な音楽のコンサートに出かけるのが楽しみです。
院生(博士課程後期) Dさん
高齢者専門の研究センターに勤務して20年になります。4月から、勤務調整をしながら博士課程へ進学することにしました。職場では、管理職と教育指導およびフットケアを業務として行っています。研究は、高齢糖尿病患者の研究・介護福祉士の教育指導プログラムの研究にも取り組んでいます。2022年度の科研費も採択されましたので、無駄にしないように、臨床に還元できる研究を進めていきたいと考えています。
院生(博士課程前期) Eさん
私は、脳神経外科・内科混合の一般病棟にて常勤で働きながら、長期履修制度を利用して大学院に通わせていただいています。臨床で働いて4年が経つ頃から、今まで自分が行ってきた看護の意味に疑問を抱くようになり、さらに深く、幅広く、看護を学びたいと思うようになりました。自分の身となる学習方法が分からず、また仕事と学業の両立にも不安が大きくなかなか新たな一歩を踏み出せずにいましたが、卒業校である名古屋市立大学の先生方に相談にのっていただき、私の意向や働き方を尊重してくださる姿勢に安心感をもって進学を決めることができました。進学後は予想以上に忙しい日々を送っていますが、今まで様々な経験をされてきた先生方、院生の方々と意見を交わし看護を語ることはとても刺激になっていて、臨床でも、進学前よりも看護の意味を見いだせるようになっていると感じています。現在は、脳卒中患者の再発予防に向けた自己管理行動の支援をテーマに研究に取り組んでいます。臨床での看護と結びつけながら研究できる貴重な3年間を充実した時間にし、看護師として将来のステップアップの糧となるように、今後も頑張っていきたいです。
研究員
研究員Aさん
広島に在住しています。高齢者を対象として和太鼓を使った運動の介入研究に取り組んでいます。
研究員Bさん
広島に在住しています。安東先生と一緒にパーキンソン病患者さんを対象とした研究に取り組んでいます。
研究員Cさん
長野県に在住しており、慢性腎臓病患者さんの研究に取り組んでいます。安東先生との研究に関するディスカッションは、ZOOMを活用しながら進めているため、遠方ですが、時間を有効活用できています。